建売り住宅は費用と性能のバランスが非常に難しいものです。たとえ高性能であっても価格が高ければ、購入できる人は限られてしまいます。かといって逆に性能が低く安い価格であっても、安心して住めないのであればやはり購入したいと思う人は少なくなります。その点において注文住宅であれば、予算に応じて必要とする性能を持たせるように設計することが可能となります。
つまり施主それぞれに最適な住まいを造ることができるわけです。その性能として挙げられるものは多岐にわたります。例えば建物そのものを守る外壁塗装も、使用する塗料によって性能は大きく左右されます。価格が高くなるほどに、防水性や断熱性が高まるのはもちろんのこと、汚れにくさも変わります。
さらに塗装の劣化につながる紫外線に対する耐性も備わるようになるのです。このように注文住宅であれば、自分で好きなものを選ぶことができます。また、建材においても室内の湿度を適度に保つことができる珪藻土などが提供されています。また、建設費用だけではなく住み始めてからのランニングコストを抑える設備も多く用意されています。
太陽光発電パネルは普及率が高まりましたが、さらに夜間の安い電力を利用することで安くお湯を沸かせる給湯器も人気があります。注文住宅はこのような設備などの組み合わせによって、性能を高めることが可能となります。また、それを予算に応じて適切に選ぶことができるのも特徴となるわけです。